レジンコンクリートには試験方法についてのJIS規格があり、正式名称は以下となります。
日本工業規格 JIS A 1181:2005
レジンコンクリートの試験方法
規格制定の経緯や、試験の概要をご紹介します。
JIS規格制定の経緯
2005年に[ JIS A 1181 レジンコンクリートの試験方法]として規格制定されるまでには以下の試験がそれぞれ独立してJIS規格として制定されていましたが、業界をはじめ更なる規格化が求められたこともあり、2005年に以下の規格を廃止し、新たな規格に据え置きされることとなりました。
JIS A 1182:1995 ポリエステルレジンコンクリートの圧縮強度試験方法
JIS A 1183:1995 はりの折片によるポリエステルレジンコンクリートの圧縮強度試験方法
JIS A 1184:1995 ポリエステルレジンコンクリートの曲げ強度試験方法
JIS A 1185:1995 ポリエステルレジンコンクリートの引張強度試験方法
JIS A 1186:1995 ポリエステルレジンコンクリートの可使時間測定方法
JIS A1181の概要
[JIS A1181 レジンコンクリートの試験方法]には、主に以下のような規定がございます。(一部抜粋)
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フレッシュレジンコンクリートの試験
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可使時間測定
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触感法
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貫入法
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引抜抵抗法
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硬化したレジンコンクリートの試験用供試体の作製
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圧縮強度,静弾性係数及び吸水率試験用供試体の成形
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曲げ強度,吸水率及び耐薬品性試験用供試体の成形
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割裂引張強度試験用供試体の成形
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型枠の取外し及び養生
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硬化したレジンコンクリートの試験
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円柱供試体による圧縮強度試験
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はり折片による圧縮強度試験
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曲げ強度試験
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割裂引張強度試験
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静弾性係数試験
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吸水率試験
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耐薬品性試験