温室効果ガスCO2の排出量を削減できます。
レジンコンクリートは、高強度で超早強性の材料であるため、製品の薄肉化、軽量化が図れ、製造・輸送・設置の工程において、鉄筋コンクリート製品に比べて、CO2 排出量を大幅に削減し、地球温暖化防止に貢献することができます。
天然資源の消費を抑制できます
※CO2排出量はLCAソフトウェアMiLCAv3
(販売元:㈱LCAエキスパートセンター)を使用して算出しています。
CO2排出量算出の範囲
レジンコンクリートは、軽量かつ優れた耐久性を有することから廃棄物の発生が抑制され、天然資源の消費も抑制(リデュース)し、環境への負荷が低減されます。リデュースこそが環境に対しての大前提と考えています。
リサイクルができます
粉砕・分級した材料を、再度レジンコンクリート用骨材として利用し、同等の性能が得られることが確認できています。また、再生路盤材としても補足材(砕石)を混合すれば下層路盤材の品質規格を満足することから有効利用が可能です。
有害物質の溶出はありません
レジンコンクリートの安全性を確認するため破砕物の溶出試験を外部機関で実施し、廃棄物処理法の海洋投棄基準/水質汚濁に係わる環境基準/土壌汚染に係わる環境基準の全ての基準を満足する計量証明が得られており、有害物置の溶出はありません。
環境ホルモンの疑いはありません
レジンコンクリートの結合材に使用されているスチレンモノマー(単量体)について、環境ホルモンの疑いがあるスチレンダイマー(2量体)およびスチレントリマー(3量体)との関係が懸念されていましたが、平成12年10月環境庁(当時)は、スチレンダイマー及びトリマーを内分泌撹乱作用を有すると疑われる化学物質のリストから外したことからその懸念は無くなりました。
燃やしてもダイオキシンの発生はありません
レジンコンクリートには、通常ダイオキシンの発生源とされている塩素化合物は含まれていません。また、レジンコンクリートは無機質の配合割合が多いため可燃物ではありませんが、強制燃焼された場合でも熱硬化性樹脂の組成が炭素・水素・酸素のみであることから有害物質の発生はありません。
安定型産業廃棄物として処理ができます
レジンコンクリートの廃材は、使用形態や配合状態によって「がれき類」または「廃プラスチック類」に分類し、安定型産業廃棄物としての処理が可能です。