水道用レジンコンクリート製ボックス JWWA K 148
概 要
上水道事業においてレジンコンクリート製ボックスが、円形及び角形鉄蓋用として次の目的で使用されています。
1. バルブ(消火栓、空気弁、仕切弁、遮断弁など)の操作空間を確保します。
2. 外力(車両通行荷重、土圧など)からバルブ(消火栓、空気弁、仕切弁、遮断弁など)を保護します。
高強度で軽量のレジンコンクリート製ボックスは鉄筋コンクリート製ボックスに比べ施工性や耐久性に優れていることから、全国的に普及し使用され平成10年から(社)日本水道協会規格品となっています。
平成12年に規格が改正されました。この改正では浅層埋設対応としてボックスの種類や高さが追加されています。
種 類
(社)日本水道協会規格「水道用レジンコンクリート製ボックス」JWWA K 148はバルブ類の形状や大きさ用途に応じて「水道用円形鉄蓋」JWWA B 132「水道用角形鉄蓋」JWWA B 133に対応できる構造として円形1号~6号、角形1~3号が規格化されています。
※( )内数字はボックスサイズです。
特 長
レジンコンクリート製ボックスには用途に応じた性能が求められます。
空間作業の確保
消火栓ボックス:迅速な消火活動が行えるように消防ホースの取り付け、消火栓開閉の操作が行える充分な作業空間を確保します。
仕切弁ボックス:配水管内の水の流れを変えたり、止水するための仕切弁の開閉操作が行える充分な作業空間を確保します。
空気弁ボックス:空気弁の操作や、空気弁の交換が行える充分な作業空間を確保します。
耐荷重強度
車道の地下に埋設されるレジンコンクリート製ボックスは、地下構造物として土圧や自動車荷重250kNの車両通行に耐えうる強度を有しています。